MENTENA
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導入事例

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食品業

新設工場で予防保全体制をゼロから構築。
理想とする設備保全体制が構築でき、ISO22000の監査にペーパーレスで通過。

熊本大同フーズ株式会社

食品の冷凍・冷蔵業 野菜(ほうれん草、小松菜等)や果物(イチゴ、ミカン、しらぬい)等の青果物の冷凍加工

熊本を中心に全国で採れたおいしい野菜や果物を市場に卸す熊本大同青果株式会社様のグループ会社として、令和元年に熊本大同フーズ株式会社様が創業されました。同社では契約農家から野菜や果物を仕入れて加工を行うほか、自社栽培も手掛けられています。新設会社であるため、設備保全体制についてもゼロからのスタート。予防保全をして高品質な商品を安定的に供給できる仕組みづくりのためにMENTENAを導入いただきました。この度、生産技術課/斉藤さま(設備保全担当)にMENTENAの導入に至った経緯や活用方法、今後の展開についてインタビューを行いました。

MENTENA導入前

  • 新設された工場で設備保全体制が構築されておらず、ゼロからの仕組みづくりだった。
  • 適格な保全計画を立てて実施することを目指したいがそのためには保全のPDCAを回すのが重要であり、仕組みや保全記録を紙・エクセルで対応する事に限界があると感じていた。
  • 現場で使いやすい、費用も手ごろな設備保全システムを導入したかった。

MENTENA導入後

  • 年次計画や月次計画が立てやすくなり、適切なメンテナンス時期や故障箇所、保全に必要な予算がわかるようになった。
  • 予防保全ができるようになり現場の安全や商品の品質の担保に貢献できている。
  • ISO22000の監査では、製品の品質を担保するための一環として、設備管理システムの活用により効率化や見える化の仕組みが実現できていることが評価される。

新しい工場でゼロからの仕組みづくり

当社は、令和元年に熊本大同青果株式会社のグループ会社として新設されました。主に契約農家や熊本大同青果から野菜や果物を仕入れ、冷凍加工をし、取引先を通して販売をしています。ほうれん草や小松菜はスーパーで見かけるようなパッケージ梱包に、みかんやしらぬい(柑橘系の果物で熊本の名産品)は食べやすいように冷凍加工しています。ほかにも、いちごやブロッコリーなど、さまざまな野菜や果物を取り扱っています。また、自社でも農場を所有して栽培を行っているところも大きな特徴です。

従業員数は60名弱で生産担当者が40名、自社栽培の担当者が10名、品質管理や生産技術及び事務担当者が10名でその中に保全担当者が2人います。新設された会社であるため、当然設備保全業務に関してもゼロからのスタートでした。しかも当時は、担当者が1人しかいなかったため、工場長と連携をとりながら仕組みづくりを進めてきました。

仕組みづくりを行う上で特に意識をしたのが「予防保全」です。従業員の安全を確保しながら、野菜の洗浄やカットを行う機械、ボイルなどのすべての機械が安定的に稼働し、品質が高い商品を市場へ安定的に供給し続けるためには、設備が経年して故障が頻発してからではなく予防保全PDCAをシステム化することで、保全の習慣を恒常化させる必要がありました。

MENTENAはどのシステムよりもシンプルで使いやすく、始めやすい料金設定

当社の保全担当者は前職でも設備保全業務に携わっており、保全システムの利用経験もあり、良さも知っておりました。複数のサービスを比較検討した結果、MENTENAは欲しい機能が完備されており、シンプルで使いやすく、相対的に安価であること、また無料のトライアルを通じてサポートが充実していると感じました。サポートの良さは実際に導入して見ないとわからないシステムが多いのですが、無料トライアル中でもレクチャーを数回実施していただいたり、メールでの問い合わせの回答が速くて丁寧でした。これなら導入しても定着できると感じました。

必要な機能はひと通りそろっている。手厚いカスタマー対応にも満足

本体の熊本大同青果は青果の卸売業なので、なかなか機械の保全の重要性が伝わりにくいという土壌がありました。「設備保全管理」が浸透していなかったので、あまり予算を割けられる雰囲気でもありませんでした。そのなかで工場長と役員を説得し続け、なんとか社内の稟議が通り、MENTENAのトライアルがスタートすることになりました。

月1回、MENTENAのカスタマーサクセスチームとミーティングがあり、その際に使い方を聞いたり、カスタマイズの要望をお伝えしたりしました。正直言いたい放題でお手数をおかけした面も多々あったかと思いますが、想定通りレスポンスが非常に早く、真摯に答えていただきました。要望に関しても「一緒に改善していく」「工場に合ったシステムを作り上げていく」という意気込みも感じられて、本当に頼もしかったです。

ISOの監査もペーパーレスで通過。理想の設備保全体制が実現しつつある

MENTENAを導入して大きく感じたメリットとしてペーパーレスでISO22000の監査に通過したことが挙げられます。経験されたことがある方はわかるかと思いますが、監査時には多くの資料をそろえなければならず、非常に手間がかかります。本来なら紙の資料を作成して提示するものをMENTENAで代替しました。正直、「紙じゃなくて本当に大丈夫だろうか」という心配がありましたが、無事に通過したのです。むしろ、予防保全の体制が整っていること、設備保全計画がしっかりと作成されていること、そして履歴が文章と画像で残されていることから「しっかりされていますね」と監査員の方からお褒めの言葉を頂戴しました。

現場とのコミュニケーションや教育など、さまざまな面でツールとして使っていきたい

今やMENTENAを中心に保全の業務フローは回っていると言って過言はない状況です。予防保全ができているから現場の安全や商品の品質の担保にも貢献できているという実感があります。今後はさまざまなシーンでMENTENAを活用していきたいと考えています。たとえば、現場の方からメンテナンスや作業の依頼して、承認、作業、作業完了報告、これらのフローがデジタル化できるので試していきたいです。技術情報を残していくことで新人教育や業務の引き継ぎにも期待できます。予防保全の面ではもちろん、社内のコミュニケーションツールの一つとしてMENTENAを活用していきたいと考えています。

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熊本大同フーズ株式会社

熊本大同フーズ株式会社

青果物の卸売業として1961年に創業した熊本大同青果株式会社のグループとして令和元年となる2019年に創業。ほうれん草や小松菜、ブロッコリー、みかん、しらぬい、いちごなど、多種多様な野菜、果物の冷凍加工をはじめとした各種加工を行うほか、自社所有の農場での栽培も行う。高品質な商品の安定的な供給、従業員の安全確保のため、予防保全に注力し、一から設備保全体制を構築。国際規格の食品安全マネジメントシステムISO22000の認証も取得している。

https://www.oyasai.ne.jp/

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