MENTENA
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導入事例

MENTENA
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製造業

事後保全から最適な予防保全の実現へ。
本社と工場を結ぶ設備管理のプラットフォームとしてMENTENAを導入。

株式会社イトーヨーギョー

製造業 コンクリート製品の製造

コンクリート製品のメーカーである株式会社イトーヨーギョー様は、バイコン製法という画期的な技術を使い、道路や下水道などで使われるコンクリート二次製品を製造・販売して、社会のインフラ整備に貢献されています。一方で、大がかりかつ海外製の生産設備も多く、故障をすると作業に時間がかかることや部品調達の納期が長いことから、予防保全が従前から課題でした。修繕や点検記録は紙で行っていて効率的ではない、本社と工場が離れていてトラブルが発生した際にスムーズに対応できないなどの課題を抱えられており、その解決の一助としてMENTENAを導入いただきました。

MENTENA導入前

  • 事後保全がメインであり、トラブルを未然に防ぐ予防保全が行われておらず、予備部品の在庫管理も対応が不十分であった。
  • 紙・Excelベースで保全記録を残していたため、内容のばらつきや抜け・漏れ、閲覧時の手間などの課題があった。
  • 本社と工場が離れているため、特にトラブル発生時には連携が取りづらく時間的ロスが発生していた。

MENTENA導入後

  • 機械の稼働状況がわかりようになり、メンテナンスや保全の計画や予算が立てやすくなった。
  • 記録内容が平準化され抜け・漏れがなくなり、機械の稼働やメンテナンス状況などがわかりやすくなった。
  • 本社からでも工場の状況がリアルタイムに把握できるため、トラブル発生時に機械の確認や現場への指示出しなどの対応がスムーズになった。

高品質で効率的な生産を実現するも、設備の保全体制に課題が

弊社は1950年に兵庫県明石市で創業したコンクリート二次製品メーカーであり、主に公共工事で使うマンホールやコンクリートパイプ、道路側溝や歩車道境界ブロックなどを製造しています。2022年4月現在従業員数は136名、生産設備の保全担当者は3名という、比較的小規模な会社ですが、「小さくて強い会社」を合言葉とし、世の中にないモノを生み出し、新しい価値の創造を目指しています。

特に製品開発に力を入れており、JIS規格や汎用設計に頼らない、自社で独自に開発したオリジナル製品を製造できるのが強みです。また、良い技術は積極的に海外から取り入れており、ヨーロッパから導入したバイコン製法(セミドライキャスト)により高品質・効率性を実現しています。ただし、バイコン製法は非常に大がかりな設備が必要となり、メンテナンスや予防保全が従前からの課題でした。

また、紙やExcelでメンテナンス記録をとってはいたものの、すべてを管理しきれていない状態でした。また、同じ事柄でも人によって記入する内容に違いがある、抜けや漏れが多い、ファイリングした書類を探す手間がかかるといった課題もありました。これまでもなんとか改善をしようとさまざまな方法を試みましたが、どれもうまくいかなかったというのが正直なところです。

Webベースの手軽さと手頃な金額でMENTENAをトライアル

トラブルや事故を未然に防いでいくために保全のPDCAを回していくことや、従業員の世代間で一貫した技術力を維持するための教育訓練に備えてメンテナンス記録をしっかりと残しておくためには、紙やエクセルでの管理に限界を感じていました。そこで設備保全システムを探していたところ、MENTENAを知りました。専用のシステムを構築する必要がないWebベースでできる手軽さと、サブスク形式で価格的にも手頃であったことから無料のトライアルで使用感を試すことにしました。

実際に使ってみたところ、最初は操作面で戸惑ったこともありましたが、すぐに慣れることができて、使い勝手がいいなと感じるようになりました。従来の設備点検だと紙とペンが必須でしたが、スマホやタブレットで入力できるMENTENAは現場でも想像以上に使いやすいです。特に良いと思ったのは予備部品も管理できる点です。今までは紙ベースで在庫記録を残しているか、そもそも管理すらしていなかった部品もあったのですが、MENTENAを使うことですべての部品の管理ができるようになり、リアルタイムで在庫状況もわかるようになりました。

1カ月間のトライアル中でも数回ミーティングの機会を設けてくださり、わからないことがあればその場で質問することができます。ヘルプページも非常に充実していて、だいたいの疑問はそこで解決できるようになっているのも助かります。導入する上では定着するかどうかの懸念材料はありますが、非常にサポートがしっかりしている、安心して使っていくことができると感じました。

本社から離れている工場とも連携が取りやすくなり、トラブル対応がスムーズに

1カ月間のトライアルを経て使い方もマスターでき、私たちのニーズに合ったシステムであることもわかったので、本契約を結んでMENTENAを本格的に導入しました。今は設備のメンテナンスの記録や部品の在庫管理、点数表の作成などに活用しています。これまでは経験則でメンテナンス計画や予算計上をしていましたが、分析ツールも駆使して実績を見ながら計画や予算立てができる点も大きな成果だと思っています。また、紙だと当然ながらアラートが出ないので保全作業やメンテナンス時期を忘れてしまうこともありえるのですが、MENTENAなら事前にメールで通知する機能があり、計画に対しての進捗も全員が見えるようになっているので、作業漏れを防ぐこともできます。

本社と工場の連携がしやすくなったのも大きな成果です。弊社は本社から離れた場所に工場があり、これまでは工場で何かあった場合は電話で本社に報告していましたが、声だけだと情報が伝わりにくく、お互いに難儀していました。本社のスタッフが1時間くらいかけて工場に出向き、現場を確認したり聞き取りや指示を出したりといったこともよくありました。トラブルが発生するたびにこうしたやりとりをしていたので、相当時間的なロスがあったと思います。MENTENAを導入することで機械の状況をリアルタイムに共有できるようになったので、トラブルが発生した際の状況把握・対処がしやすくなりました。

紙ベースで管理していた頃と比べて、業務時間の使い方に変化が

MENTENAを導入して設備保全管理の業務が楽になったのも良い点です。紙ベースだと現場で記入するのが大変ですが、それを後から参照するのも大きな手間がかかります。入れられる情報にも限りがあり、記録を見つけたとしても、細かい保全情報があったりなかったりというケースが少なくありませんでした。

MENTENAなら見たい情報をすぐに検索できるので非常に便利です。これなら新人教育の教材や後任者への引き継ぎ資料としても使えそうです。とりわけ分析ツールは集計データがぱっと見てわかりやすく、次年度のメンテナンス計画や予算計画の作成が本当に楽になりました。記録や検索にかかる時間を大幅に短縮できた結果、保全作業に入るまでの時間を短くすることができ、トータルでメンテナンスの所要時間を削減できたのも大きな成果です。削減できた時間を利用して他の業務の対応をできるようになりました。MENTENAで予防保全体制が整いつつあり、業務効率改善効果も現れてきているので、導入して良かったと思っています。

MENTENAへのお問い合わせ
株式会社イトーヨーギョー

株式会社イトーヨーギョー

1950年に創業。道路や下水道関連を中心としたコンクリート製品の設計・製造を行う。オリジナル製品の設計・製造できる体制が強み。海外からも積極的に最新技術を取り入れており、特にバイコン製法(セミドライキャスト)でコンクリート製品の量産化と短納期化に成功。予防保全とリスクアセスメントに力を入れ、さらなる安全性と生産性の向上を目指している。

https://itoyogyo.co.jp/

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